デザイン
原画は、世界的に活躍する日本画家・千住博氏の『水神』
出羽三山の雪解け水、月山の豊かな水資源をイメージさせ、勢いよく流れる滝のように、新文化会館からも様々な芸術文化が絶え間なく創造されるよう、期待を込めて採用しました。
素材
ウールに加え、庄内地域で生産された「鶴岡シルク」を約3割使用。
この鶴岡シルクには、鶴岡シルクタウン・プロジェクトの一環で始まった、市民が蚕の飼育体験をする「繭人」が育てた繭も含まれています。
千住氏がこだわった白色の再現には、化学繊維のスフを用いるなど、全部で3種類の素材が使われています。
制作
制作は山辺町のオリエンタルカーペット株式会社。
24色に染色した糸を組み合わせ75段階のグラデーションを作成し、原画が忠実に再現されています。
また、織り方や水しぶきの粒の大きさを微妙に変化させ、3つ滝の奥行や立体感を表現しています。
千住博氏と作品の再現性などの打ち合わせも含め、1年近くをかけて制作しました。
規格・寸法 | 高さ 9.5m 幅 20m 重量 約900kg |
デザイン | 千住博・作『水神』 |
制作 | オリエンタルカーペット株式会社 |